第10話
ー目的のためにー
研究所が襲われた。
花織も狙われて、、、すごく怖い。
僕たちは不安を抱えながら研究所へ向かった。
シオン
「よし!着いたぞ!!」
(ひより達を連れて行くのは危険か!? いや、近くに居てくれた方が守りやすいか・・・)
「お前らも付いて来い。俺から離れるなよ!」
ひより「はい!!」 花織「うん!」

僕たちはシオンさんの後を付いて行くように、警戒しながら研究所に入った。研究所の中は静かだった。研究員が数人いるけど、、、慌てた様子がない。
そして、ホムンクルスのフロアに着いた。
ここは酷いことになっている。ホムンクルスがカプセルごとなくなっている。
シオン
「大丈夫か?詳しく状況を教えてくれ!!」
研究員
「突然システムに障害が出て、何もできなくなりました。それから、顔を覆面で隠した銃を持った人が数人入ってきて、私たちは一か所に集められました。そして、銃を持っていない奴がいて、、、服装は研究員と同じでした。そいつが何かを指示しながらシステムを操作して、施設の緊急プログラムを作動。データが全て削除され、ホムンクルスがプログラム通り宇宙に向けて射出されました」
シオン
「!!」
「・・・そうか。とりあえず全員無事みたいで良かった。襲ってきた奴らの特徴は他にはないか?うちの警備兵が対応できなかったのはどういうことだ?」
研究員
「それは、、、恐らく、、、警備兵の仕業だと思います。確証はないんですが、、、。使っていた銃がうちの物でしたから」
「それから奴らが去った後、私たちが自由に動けるようになってから色々と施設内を調べたんですが、、、警備兵が一人もいなかった」

シオン
(うちの研究員の誰かが裏切って警備兵と作戦を立てていたのか・・・?いや、違うな。これはもっと大掛かりだ!!何のためにデータを盗んだ・・・?俺たちとは別の目的でユグドラシルと繋がるためだったとしたら、、、、、、、、、、、!!!!!)
シオンさんが何かに気づいた様子で振り返り花織を見た!
そして、花織も何かに気づいた
花織
「ユグドラシルにダメージを与えていたもの・・・」
シオン
「それだ!!」
正体が分からない花織を狙う勢力。ユグドラシルにダメージを与え、アクセスを試みる勢力。研究所のデータを奪った勢力。少し繋がった気がした。僕は不安を隠せなかった。でも、花織の顔を見ると、、、「守りたい」と思った。
花織
「ひより、そんな不安そうな顔をしないで」
ひより
「うん、、、ごめん」
花織が微笑んでくれる。
シオン
「居住スペースは無事だった。ひより達はそこで休んでくれ!今後の事を考えてから部屋へ行くから待ってろ!」
僕たちは居住スペースへ移動して、シオンさんを待っていた。
ひより
(今日の朝はここで花織とジュースを飲んで笑ってたっけ。楽しかったな。落ち着いたらまた飲みたいな)
花織
「ひより、ジュース買ってよ!」
ひより
「えっ・・・うん!!」
ありがとう。花織、、、

しばらくして
シオンさんが来てくれた。
シオン
「いいか!明日、お前たちを別の場所でかくまってもらう。俺はちょっと苦手なんだが、信用できる奴がいるんだ。お前たちなら上手くやれるだろうと思う。俺は苦手だけど、、、」

ひより
「分かりました」
(何回も苦手って言ってる、、、どんな人なんだろう!?)
花織
「シオンはどうするの?」
シオン
「これから研究所のプログラムを再構築する。データはもう戻らないが体制を立て直して敵勢力について調べてみる。頃合いを見てまたお前たちと合流するから安心しろ!!」
僕と花織はこれからも行動を共にする。シオンさんとはしばらくお別れだから、、、「花織は僕が絶対に守る!」そう思ったんだ。
そして、、、夜が明けた。
つづく
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