第13話
ー希望の光ー
ミコトさんに服を沢山選んでもたった花織。すごく楽しそうだ。前にも感じていたけど、花織を見ていると時々、幼く見える。初めて体を持った事で色々と変化があるのかな。
僕はそんなことを思いながら、しばらく街を楽しんだ。
ミコト「二人とも気分転換になったかな?」
ひより「はい!」
花織「うん!」
ミコト「じゃーそろそろ私の家に行こうか!」
僕たちはミコトさんが運転する車に乗って移動した。海沿いの街を離れ山の峠に入っていった。そこから先は僕の想像を超えていた。
木で入り口が分からなかった。急に周りが暗くなり、いつの間にか下へ降りている。深く、深く降りて行った。
ミコト
「さあ、着いた!ここが私が仕切っている地下施設だ。ここで星を救う技術を開発している」
ひより「すごい・・・」

ミコト
「ここにいる奴らはみんな技術屋でな、好きでやっている。星を救うのは ”ついで” って奴もいるくらいだ」
ひより
「シオンさんはユグドラシルにアクセスして星を救う知識やヒントを知ろうとしていたけど、ミコトさんはどうやって星を救うつもりなんですか?」
ミコト
「私はね、ここのみんなで編み出した技術で星の寿命を延ばしたいと考えている。寿命が延びれば新たな技術が生まれ星を救えるかもしれない。宇宙に住居を作る計画も進んでいるけど、私はこの星が好きだ」

「星を救う方法があるかもしれないと、悪あがきをしている。この星を技術のチカラで安定させることができれば一番なんだけどね。これが中々・・・」
花織
「なにか試しているのね」
ミコト
「見てみる?凄いよー」
僕たちはさらに地下へ降りて行った。ミコトさんが言うには、この星のエネルギーがなくなり動きが止まるとゲームオーバー。完全に安定させたらクリア。仕組みはよく分からなかったけど、そういうことらしい。
ミコト「どう?これが私たちの技術を集めた星のペースメーカーだ!!」

「これが星のあちこちにあってね、核まで届いている。星の回転を助けエネルギーの消耗を抑えているんだ。でもね、星のエネルギーは少しずつ減っている。この装置は完全じゃないんだ」
ひより
「すごい、、、でも、、、なんだ、、、どこかで見たことがあるような気がする?」
花織
「私も同じ感じがする。思い出せない」
ミコト
「嘘だろ!そこらで見かけるような物じゃないぞ。まさか・・・ユグドラシルの記憶ってことか?」
ひより
「分からないんです。でも、確かにこの装置を見て何かを思い出しそうになる」
花織
「このホムンクルスはユグドラシルのアクセス用に使われていた。ユグドラシルの記憶が蓄積されているかもしれない。ただ、自分の意思ではそれを引き出せない」
ミコト
「・・・そんなことがあるのか。シオンの研究がこんな形で、、、」
「シオンだけじゃない!お前たちは私にとっても希望の光だ!!」
つづく
第14話を書いたらここに貼りますね↓↓↓


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