ユグドラシルの記憶    第11話

fantasy

第11話

ー目的と手段ー

カーテンから光が差し込む。良い天気で気持ちのいい朝だ。

今日はシオンさんの知り合いと会う事になっている。

どうなるんだろう・・・。

それと、シオンさんは苦手と何回も言っていたけど、癖が凄いのかな?

大丈夫かな・・・。

僕は準備をして花織と合流した。

花織は相変わらず朝は弱いみたいだ。

シオン

「おはよう。よく眠れたか?朝飯を用意したから食べてくれ」

「こっちの準備ができ次第、部屋まで迎えに行くからな」

ひより

「はい。分かりました。準備はもうできているので、待っています」

花織

「・・・・・・・・・」

シオン

「よし!じゃー後でな」

(花織は大丈夫か!?完全に寝ぼけてる・・・)

僕たちは朝食後、部屋に戻ってシオンさんを待った。

・

・

・

しばらくして、

コン コン

シオンさんだ。準備ができたみたいだ。

シオン

「待たせたな。よし!行くか!」

僕たちは待ち合わせ場所の浜辺へ向かった。

???

「シオン!こっちだ!!」

遠くで手を振っている人がいる。あの人か。

シオン

「久しぶりだな。こっちの二人が前に話したホムンクルスだ。しばらく頼んだぞ」

???

「そう。じゃー自己紹介しよっか!」

「私はミコト。技術屋をやっている。よろしくね」

ひより

「陽縁です。よろしくお願いします」

花織

「花を織ると書いて ”かおる” です。ひよりが考えてくれた」

ひより

(凄く元気な人だな。技術屋ってなんだろう?)

「ミコトさん、技術屋ってなんですか?」

ミコト

「技術屋はね、新しい機械や道具を必要に応じて開発するんだ。私は誰かさんとは違うやり方で星を救えないか奮闘中だ!」

シオン

「俺の事かよ!俺だって、あのやり方は好きじゃない!」

ミコト

「へぇー、じゃあ止めればいいじゃない」

シオン

「色々あるんだよ!それに止めた所で何も変わらない。誰かが引き継ぐ。それは嫌だ」

ミコト

「シオンが開発したシステムじゃないのに、その執着は、、、ほんと頑固なところは何も変わってないな」

ひより

(苦手っていうより仲が悪いのかな!?気が合いそうな二人なのに、ずっと喧嘩している)

ミコト

「ゴメンね!待たせちゃったね。シオンから大体の事は聞いているけどさ、私の所へ行く前に町を案内してあげよっか!」

ひより

「はい・・・」

花織

「うん・・・」

シオン

「十分に気を付けろよ。俺は今から研究所に戻って仕事をするが、何かあったら直ぐに連絡しろ!!」

ミコト

「分かってる。私がこの子たちを守ってあげる」

シオンさんと別れ、僕たちはミコトさんと行動することになった。

ミコトさんは町を案内しながら、色んな事を教えてくれた。

星の事、町の事、

それから、、、シオンさんの悪口、、、

ミコトさんはこの星を技術力で救いたいと考えているそうだ。その手段を色々試しながら開発を進めているが、中々上手くいかないらしい。シオンさんとは目的が同じだけど、やり方が違うので会えば喧嘩になってしまうんだとか・・・

ひより

(シオンさんとどこか似ているなあ。そばに居ると安心する。温かい感じだ)

ミコト

「じゃーとりあえず服から見ていこうか」

僕たちは少しの間、町を楽しんだ。

つづく

第12話↓↓↓

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