ユグドラシルの記憶 序章

fantasy

みなさんはユグドラシル(Yggdrasil)という言葉を知っていますか?

世界を支える一本の樹。英語でWorld tree(ワールド ツリー)日本語で世界樹(せかいじゅ)と

呼ばれています。

このブログでは、ユグドラシルと地球のつながり、その先にある魂の意味をテーマに

物語を書いていきます。

この下に「序章」を書いています。

第1話へ続く始まりから、最後まで

月に1話~2話ずつ書き進めていく予定です。読みにきてくださいね。

この物語は最終回まで書きます。応援してもらえたら嬉しいです。

では、始まりの投稿。

ー 序章 ー

5月

僕は、じいちゃんとばあちゃんの家に遊びに来ていた。

玄関を開けた瞬間に広がる、少し古い木のにおい。

縁側の向こうでは、新緑が風に揺れ、どこからか風鈴の音が聞こえる。

「緑の良いにおいがする」

「じいちゃん達は畑か、、、。いつも通りだな」

僕は帰ってきた事を言わず、勝手に冷蔵庫を開け、お茶をくみ、縁側に座った。

17歳。

進路のことを親に言われるけど、よく分からない。

特にいじめられているわけでもないが、学校には

少しずつ行かなくなった。

「ここに来ると気分が落ち着く。何か見つかりそうな気がする」

ただ、風にあたりながら、そう感じていた。

ー木が風にゆれる音ー

「ひより、来たんか」

じいちゃんに見つかった。

「今日は泊まって帰るのか?」

「うーん、泊まろっかな」

「晩ご飯は何がいい?」

「なんでもいい」

じいちゃん達のいつも通りの質問。

「なんでもいいが一番困るのよねぇ・・・

・・・泊まるんなら畑手伝え

何にしようかなあ・・・   あっいい天気だから外でバーベキューしよっか・・・

・・・バーベキューだってよ。炭を運ぶの手伝え

・・・あっお父さん、あれあったかなぁ

あれってなんだ?」

こんな、いつもの感じが心地よい

・

・

・

日が暮れ

ばあちゃんが食材を用意し、じいちゃんが焼き、僕は食べる。

何気ない会話。楽しい時間が流れる。

じいちゃんが酔っ払いながら後片付けを始める。僕はそれを手伝い、会話にならない会話をする。

「酔ってるなぁ」

一通り片付き僕は、ふと夜空を見上げる。

満月だった。

食べている時は気にならなかったけど、やけに明るい。月が光って少し歪んで見えた。

「あれ?・・・何か・・・ちがう・・・!?」

その時は急に来た・・・

僕にとっての日常の終わりが・・・

月が真っ白に光り、空間が歪む・・・

その瞬間、意識が月に吸い込まれる・・・そして気を失った。

この時、始まった。

この先で出会った女性が僕の未来を変える。

そして、地球の未来にも関わる旅が、始まったんだ。

つづく

第1話へ

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