第3話
ーアカシックレコードー
かおるが僕の顔をじっと見ている。
確認しているような・・・
ひより「どうしたの?」
かおる「あなたは大丈夫」
・・・?
ひより「どういう意味?」
かおる「・・・・・・」
シオン「体は大丈夫か?問題なければもっと色々と聞きたいんだがな」
ひより「大丈夫です・・・多分」
かおるはしばらく黙ったままで何かを考えているようだ。
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シオン「ひよりは人間だったんだよな?住んでいた星は分るか?」
ひより「地球です」
シオン「ははっ!地球か!!知っているぞ
魂の痕跡(こんせき)が確認できた所にドローンを飛ばして偵察(ていさつ)しているか
らな」
ひより「ドローンって・・・まさか・・・UFO? 宇宙人が乗ってるやつ・・・?」
シオン「さあな。俺たちが飛ばしたドローンはロボットが操作している。宇宙人って・・・
みんな宇宙人だろ」
シオンさんが難しい顔をしている。
何を考えているだろう・・・
シオン「お前たちは・・・多分、大丈夫だよな・・・
よし!!お前たちを解放してやる。
研究所を回りながら色々と説明してやるよ」
研究員「良いんですか?勝手なことをして。また怒られますよ!」

シオン「大丈夫だ。後、こいつらも多分、大丈夫だ」
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僕たちは解放された。
シオンさんは僕たちのことを不思議がっているけど、
なんだか、嬉しそうだな・・・
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研究所の見学が始まった。
大きなガラスがモニターになっている。すごい・・・
地球とは科学も技術も比べ物にならない。
でも・・・研究員の人数はそんなに多くないな。
めちゃくちゃ広いのに10人くらいだ。
シオン「気づいたか?このフロアは、、、ホムンクルスの存在もそうだが、
極々一部の研究員しか知らない。
警備兵はホムンクルスの存在は知っているが何の研究かは知らされていない」
シオン「ほら!見てみろ! お前の地球だ!」

僕は取り乱してモニターに近づいた。
ひより「今!今の僕の体はどうなっているかわかりますか!?」
シオン「慌てるな。大体の場所を言ってくれたら、分るぞ」
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モニターが・・・かなり上空だけど・・・じいちゃんの家を映した。
だんだん降りてくる。
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あっ! いた!!
僕だ!!!
ひより「これが僕です!倒れたままだ!
時間は分りますか?」
シオン「おいおい、、、マジかよ・・・
そうだな、時間は地球の日本って呼ばれているところだな。
20:30ってとこだ」
ひより「えっ、、、時間がほとんど経っていない?
僕の体は何とかならないんですか?」
シオン「何とかしてやりたいが、どうにもなあー
生きているやつは運べないんだ。技術の壁があってな」
ひより「そんな・・・モニターで確認できているのに・・・」
かおる「魂は月を経由して一瞬でユグドラシルにたどり着くけど
生命体は宇宙を超えられない」
シオン「!!」
「今、月って言ったよな。やっぱりあれは、そういうことか!!
転送装置なんだな。魂の!!」
かおる「そう・・・人間が住む星には必ず月がある」
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シオンさんがまた難しい顔をしている。
シオン「お前たちには俺が背負っているものを全て話す。
そして、ひよりが元に戻れる可能性があるなら全力で協力する。
だから、俺に協力してくれないか?
すごい真剣な顔だ。今までと雰囲気が違う。
強い思いが伝わってくる。
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ひより「分かりました。僕は何もできないと思いますが」
「かおるはどうするの?」
かおる「私はひよりと行動を共にする」
シオン「ありがとう!!
よろしくな!!」
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シオン「お前たちが動き出した時、内心パニックになっていてな、
言いそびれたんだが、俺たちはユグドラシルを知らない。でもな、
話を聞いていて分かったんだ。
俺たちはユグドラシルの事をこう呼んでいる」
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「アカシックレコード」と
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つづく
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